2010年12月9日木曜日

お気に入りのサハ人アーティスト達

サハに関する話題が続いたので、今日は私のお気に入りのサハ語の歌/サハ人アーティスト達 をご紹介します。

そもそも自分も、以前はサハ語の歌を探したくても、見つけることが出来ませんでした。
キリル文字で記される言語はテュルク系、スラヴ系、モンゴル系などにいくつもありますし、容姿も極東の顔をした民族も多いですから、これがサハ人でこれがサハ語だとは見分けがつきませんでした。
でもある時、知人に教えてもらい、サハ語の歌というものに初めて触れて、それがサハ語を勉強したいと思うようになったきっかけの一つにもなりました。
同じキリル文字を使っていてもそれは一様ではなく、その言語に特徴的な独自の文字があったりして、興味を掻き立てられます。
「これって、ロシア語にはない文字だ、どうやって発音するんだろう?何て読むんだろう?どうしてこの文字が出来たんだろう?他に、借用などの方法がなかったくらい、特徴的なものなんだろうか?」
そういうことが原点となっています。

前回書いた口琴に関するものや、伝統的な歌についてはある程度知られていると思いますので、今日は「こんな極北の地にも、グローバルに浸透したクオリティーの高い若者の音楽があるんだよ!」ということを知ってもらいたいので、新しい若者のミュージシャンの歌を紹介します。

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North Sound 'Уhуктар Иэйии' (Awakening Feeling)
これが私が、サハ語の歌を聴いた初めての曲です!センセーショナルでした。
http://www.youtube.com/watch?v=iSPbXvdz3U4&feature=related

Jeada(Жида) - Мин Сахабын
ずばり、「僕はサハ人だ」というタイトル。。。歌詞の全貌が気になるが、断片的にしか分からない。
http://www.youtube.com/watch?v=hJZQf4U_ohQ&feature=related

Jeada & Nika - Min Taptalym Kistelene(The secret of my love)
Jeadaの、これはデュエットですね。
http://www.youtube.com/watch?v=aE5be_-Dzk4&feature=related

Оhyoxaй(Ohuokhai=オフオハイ)‘103’
彼らのことはよく知らないのですが…デスメタル調の様ですね。
口琴も使われていて、しっかりサハ人としての仕事をしている(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=nKxqQZ64w18

他にも若手のミュージシャンはいると思いますが、この中でもJeadaはすばらしいと思います。
こういう若者が出てくれる事が本当に嬉しいです。
私の様に遠い地に住む者にも今のサハの様子を伝えてくれるのですから…それに、意外にも彼等の様な人が人の出現が、もしかしたら言語の保存にも大きく寄与するのかもしれませんね。
ストレートに‘伝統’を打ち出すやり方だけでなく、彼のような変化球もまた、楽しく新鮮なものです。

※私の自己紹介の所のオーディオクリップにもJeadaを載せていますが、ちなみにこれです!
Taпtaл(taptal=love)
http://www.youtube.com/watch?v=DnpaA2cFv6c

11 件のコメント:

  1. Жидаは良いね!
    Оhyoxaйも面白そう!もっと聞きたい。
    此れも好き:
    Umnuom duo
    http://www.youtube.com/watch?v=B4L6pqFLoQA

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  2. 聴いてみたけど、いい歌だね。
    サハ語の響きが綺麗だ。
    サハの愛唱歌かな。

    これも似たようなものだろうか。
    アンセムではないからなぁ。。。
    http://www.youtube.com/watch?v=uiLVJsZvAmQ&feature=related

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  3. 此れも好い歌だね。

    「アンセム」の事最初分からんかった 笑
    「国歌」だね。

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  4. そうそう。
    でも、なぜ「国歌」と書かずに「アンセム」としたかと言うと、サハ共和国は国際的に独立国家ではないから、それに対して「国歌」というのはどうなのだろう…とか色々考えたら、結局「アンセム」と書いてしまった。

    考えすぎかしら(笑)

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  5. 確かに独立していないが、自分の国を持っていないジプシー(ロマ/रोमा)だって国旗と国家を持っているよ。
    http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2f/Roma_flag.svg

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  6. ロマの国旗と国歌、見れなかったよ(T.T)
    でも、彼等みたいに一ヶ所にいなくて、しかも民族カテゴリーもあやふやな人たちまで国歌と国旗をもっているのは驚きだね。
    とにかく、日本人にとってロマは遠い存在。
    私も、一回も出会った事がないね

    サハの国旗と国歌はこれらしいな。
    http://www.youtube.com/watch?v=GumKPxmNqTw

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  7. サハの国歌は好い感じだね!Махтал!

    ロマのは此れだね
    http://www.youtube.com/watch?v=Lqxk6sS4O84&feature=related

    元々は民謡だそうだ。

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  8. すごい、いかにもジプシーっぽい!
    こういう歌を聴くとつい、ロマではなくジプシーといってしまいたくなるのは私だけだろうか(笑)
    イメージ的にね☆

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  9. サハ民族と言えば、ハンガリー共産党のRákosi Mátyás (ラーコシ・マーテャーシ)の妻はサハ人のКорнилова Феодора Федоровна だったそうだ。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5
    http://sah.wikipedia.org/wiki/%D0%9A%D0%BE%D1%80%D0%BD%D0%B8%D0%BB%D0%BE%D0%B2%D0%B0_%D0%A4%D0%B5%D0%BE%D0%B4%D0%BE%D1%80%D0%B0_%D0%A4%D0%B5%D0%B4%D0%BE%D1%80%D0%BE%D0%B2%D0%BD%D0%B0

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